2010年1月19日火曜日

RODC(読み取り専用ドメインコントローラ)

RODCとは、Windows Server 2008から新規に採用された
読み取り専用のDC。
以下のような状況をゴソッと解決する仕組みなのかな。。



(1)管理者が不在もしくは正規の管理者が置けない
(2)専用部屋に保管できず、盗難等のセキュリティ
  リスクがある
(3)DCをローカルに置かないと認証トラフィックで困る



導入条件として-レプリカ元の書き込み可能DCとして

-Windows Server 2008が一台存在
-フォレスト・ドメインの機能レベルが2003以上

構築のざっくりとした流れとしては

(1) ドメイン内に2008のDCがいるか確認。
  いなければ作成。
(2) フォレスト・ドメインの機能レベルを2003以上で
  あることを確認。でなければ機能レベルをあげる。
(3) ADPREP /RODCprepをインフラストラクチャマスタ
  と通信できるDCで実行
  ※Enterprise Adminsのユーザで

(4) RODC用のコンピュータにWindows Server 2008を
  インストール
(5) サーバマネージャもしくはdcpromoからRODCとして
  (4)のサーバを追加。

試験問題集の設問として以下のようなものがある。

(1)ブランチオフィスなどのリモートサイトのサーバを、
  管理者ユーザ以外のユーザに代行してもらう場合。

→ RODC のインストールを委任する方法がある。 
・書き込み可能DCの管理者側にて、  
 - 「ユーザとコンピュータ」の「Domain Controllers」
コンテナを右クリックし、
[読み取り専用ドメイン コントローラ アカウントの事前作成]
にて実行。 
 - [代替の資格情報] の項目にてインストールを
現地で行うユーザを設定。 
 - [コンピュータ名の指定] で追加するコンピュータ名
 - [サイトの選択] で設置するサイト名 
 - [パスワード レプリケーション ポリシーの指定] を行う

・RODCを追加するユーザは
 - RODCとなるサーバにローカル管理者権限でログイン
 - dcpromo /UseExistingAccount:Attach を実行
 - [詳細モード インストール]にて、[代替の資格情報]
 に指定のユーザ資格情報を入れる。

(2)以下、作成中。

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